有機ELテレビとは |
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有機ELテレビとはこの発光する材料には、ジアミン、アントラセンという有機物が使われているので、「有機EL」という名前が付いていて、別名「有機エレクトロ・ルミネッセンス」とも呼ばれています。 有機ELテレビで使われている有機物は、電圧をかけると有機物そのものが発光(自発光ディバイス)するので、テレビのディスプレイを非常に、薄くすることができます。 従来の液晶テレビでは、画像を表示するディスプレイが前面にあり、発光部分が後ろにあるバックライト方式のため、有機ELテレビのように薄くするには、限界がありました。 *参考 →液晶の仕組み またプラズマテレビでも、ディスプレイの後ろに放電スペースや、蛍光体を配置する必要があり、液晶テレビと同様に、ある程度の厚みが必要になります。 *参考 →プラズマの仕組み しかし、有機ELテレビは、自発光のためバックライトや放電スペースが全く不要になるため、ディスプレイの厚みを3〜4ミリ程度まで、薄くできるのです。 その他にも、有機ELテレビには、 ・コントラスト比が高く、画像がクリアで発色も良い ・応答速度が速いので、動画も滑らかに表示される ・消費電力が少ない ・プラスチックなどで、ディスプレイ本体を作ることができるので、 曲面で使用したり、折り曲げ可能なテレビやディスプレイもできる などのメリットがあります。 有機ELテレビの開発を始めた10数年前は、有機物の寿命が短く、長時間使用できないとか、ディスプレイをテレビの大きさにするのは、なかなか難しかったのですが、最近ではその問題もほぼ解決されてきました。 そして、ついに今年の12月1日に、ソニーから有機ELテレビが、発売されることになりました。 表示画面のサイズは、まだ11インチと小ぶりですが、有機ELを使った世界初の、実用的なテレビの登場です。
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