有機ELテレビのメリット

有機ELテレビは、従来の液晶・プラズマテレビと比較すると、次のようなメリットがあります。

ディスプレイの厚み

有機ELテレビは、液晶テレビのバックライトや、プラズマテレビの放電スペースなどが不要なので、非常に薄型のテレビが可能になりました。

今では3〜4ミリで製造でき、将来的にはもっと薄いディスプレイが可能になるでしょう。

また、樹脂やプラスチックなどの曲げたり、折ったりする材料をディスプレイの基板にすることもできるため、曲面など特殊な用途の有機ELテレビや、電飾掲示板も可能になってくるはずです♪



応答速度

応答速度とは、テレビのディスプレイ上で色を変化させたときに、かかる時間のことです。

有機ELテレビは、電圧を変えるとすぐ反応して、瞬時に色の強弱や発光のON、OFFを変えることができます。

このため、スポーツ中継やゲームなどの動画を再生するときにも、滑らかでクリアな画像が楽しめるメリットがあります。

それに対して、液晶テレビやプラズマテレビは、電圧が変わってから、画面表示が変わるまで、多少のタイムラグがあり、特に液晶テレビではその傾向が強くなっていました。

ただ、最近の液晶テレビは、応答速度が改善され、かなり滑らかな映像を表示できるようになりました。



消費電力

有機ELそのものが発光し、発光するための電圧も数ボルトと低いため、消費電力のムダが少なく、省エネになります。

現状では、有機ELテレビの消費電力を1とすると、液晶テレビが約 1.2、プラズマテレビが約 1.4ほどになります。

ちなみに、ソニーから発売される、11インチの有機ELテレビの消費電力は約45Wで、液晶テレビやブラウン管テレビと比較して、約2〜4割ほど低くなっています。



コントラスト比

有機ELテレビは、コントラスト比が100万:1以上で、今まで表現できなかった陰影や色彩が、はっきり表示できるメリットがあります。

わかりやすくいうと、白はより白く、黒はより黒く表示され、画像に深みが出てきて、発色も良くなります。
特に、金属の反射や海面、花火のキラキラ感が、忠実に表現されます。

ちなみに、一般的な液晶テレビやプラズマテレビのコントラスト比は、500:1〜400:1で、有機ELテレビが格段によくなっています。



視野角

斜めから有機ELテレビを見ても、正面から見た時と同じように、クリアな画像を見ることができます。視野角はほぼ180度なので、どの角度から見ても、画質が変化することはありません。

最近の液晶テレビも、かなり改善されていますが、それでも斜めから見たときは、多少画質が劣ってしまいます。
(プラズマテレビは視野角が広く、液晶よりも優れています。)




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